楽しい時に楽しむ

ここ一か月、暇さえあればキスマイのことばかり考えている。暇さえあれば、どころか暇じゃない時もキスマイのことばかり考えているので他のことがおろそかになり、タスクが溜まる一方だ。一応、わたしも就活生だ。あっという間に３回生の１２月。今年もあと数時間で終わる。そろそろ就活っぽいことをしなくてはならない。よく分からないけど周りの動きを見ながら、外に出なくてはならない。本当は布団の中でキスマイのライブ映像を延々と見ていたい。我ながら、なぜこの時期にキスマイにハマってしまったのか。なぜもっと早くキスマイを含めたジャニーズの魅力に気づくことができなかったのか。あと半年早ければ今年のツアーに参戦できたかもしれないというのに…と後悔しだすときりがない。キスワ参戦したかったという悔しい気持ちは、ライブDVDの購入予約をしたことで少しは消化できると思う。まさか、ハマって１か月もたたないうちにDVD購入を決断することになるとは。

昔から熱しやすく冷めやすい性格だ。小学校の時はクラス替えのたびに好きな男の子がころころ変わっていた。声オタ時代、当時旬だった男性声優とかたっぱしから妄想の中で付き合っていた。漫画のキャラでも同じだ。この性格で財布の紐がゆるゆるだと、いくらお金があっても足りないことは容易に想像がつくので、いつも目当てのグッズなどの購入に踏み切るまでに我慢の期間を設けていた。何か欲しいと思っても「あと２週間経っても気持ちが変わらなければ買おう」と言い聞かせ、２週間経てば「２週間我慢できたなら、もう２週間我慢できるよ」と言い聞かせ、それを繰り返す間に他のものに興味が移るのを待っていた。中高時代はバイトをしておらず、限られたお小遣いのなかで趣味を楽しむための技だったが、今考えると少し勿体ないことをしてしまっていたのかもしれない。そのものにハマってる間が一番楽しい期間なのに、常に我慢を意識していたのでのびのびとした充実感は得られていなかったのではないかと思う。 今、わずかながらもバイトでお金を得ることができて、以前と比べれば自由に使えるお金が増えたことで、この勿体なさに気づけた。お金の余裕は心の余裕。宝くじ当たらないかなぁ。